サイクリングのための道探しは、趣味であり、仕事であり、趣味であり…。(以下グルグル回り続けます)
意外なところに道があると(クルマが通れない道幅が多い)、「ムムム?」となって、そこをたどってみると、
クルマ止めがあって、
微妙に蛇行していたり、
コンクリートの蓋がしてあって、
その下には、水が流れているような気配があったり。
(実際に水の音がすることは稀ですが)
何やらそんな不思議な空間があると、それは暗渠であることが多い。
暗渠とは「元」川。
水の流れに蓋をして、そこが道になっていることも多い。
国土地理院の昔の地図を探して、そこがまだ「川」だった証拠を発見すると、もうたまらない。
そこを自転車でとおると、さらにたまらない。
オタクな世界です。
まあ、自分ではその程度なのですが、多分、暗渠の世界は奥が深いのだろうなぁと思っていたら、偶然見つけたこの本。
暗渠パラダイス 高山英男/吉村 生 著 朝日新聞社
マニアックでありながら遊び心いっぱい。
著者のプロフィールには「自称中級暗渠ハンター」とあり、思わず「上級はどんなんだ?」と唸ってしまう。
著者2人のブログはこちら。
恐れ入りました〜、な世界です(^-^)
【日記の最新記事】
著者の片方の山英男と申します。
実は私も、暗渠にハマる前には自転車で、「この道は目的地付近までナナメに一直線だし、アップダウンもないし走りやすいなあ」と思っていつも使っていた道がありました。暗渠のことを知ってから「なるほどそうか!」となんども膝を叩いたものでした。実は暗渠はサイクリングされる方にも親和性が高いのかもしれませんね。
どうぞこれからも、タイヤで川を感じながら、素敵なサイクリングツアーを。
『暗渠にハマる前には自転車で』というのが閑雅深いです。
私も暗渠のにおいを探りながら、サイクリングを楽しみたいと思います。